CORE 新進気鋭なロンドン最先端レストラン

 

ニューアークからの電車に揺られ、ロンドンのキングスクロス駅に5時30分に到着。

 

今夜は親しいディーラーたちと夕食会です。

 

6時30分の予約なので、急いで荷物をホテルに置き、着替えを済ませ向かいましょう。

 

今回行くレストランは「CORE

ジョエルロブションのヘッドシェフが昨年の秋にオープンしたばかりのレストランです。

 

現在のフレンチの流れの最先端を行くレストランとしてイギリスでは注目されているお店です。

ここに運よく予約が取れたので、皆で繰り出しました。

 

最近は星付きレストランに行っても、そのほとんどがシンプルモダンな店構えと和食からのアイディアや素材、雰囲気を取り入れたところが多いです。また、地産地消を重要視しています。

 

これが星の評価にも関わってきているのではと感じます。

前回、訪れた二つ星の和食レストラン「UM」も和食ながらもイギリスを中心としたヨーロッパの食材で日本食を提供してくれていました。

 

イギリス現地の漁師にわざわざ魚の締め方を教え、日本では味わえない味わいの新鮮な白身魚などの刺身を提供してくれていました。

 

さぁ、COREはどうでしょうか。

 

普通の住居のような入り口から中に入ります。

その入り口からは想像できないような世界がそこには広がっています。ソファーとカウンターのあるバーゾーン。

ここで食事の前に一杯楽しんでいる人たちもいます。

 

メニューを出され、何があるのか興味があり目を通します。

分厚いメニューには数多くのカクテルやアペリティフが載っています。

 

今までの経験から言って、ここでカクテルなどを飲んだ後、フルコースに合わせたワインペアリングなどで全てを頂くと、結構出来上がってしまいます。

 

私も日本ではお酒の弱い方ではないですが、やはり、欧米人とは体質が異なることを昨今は痛感しています。

美味しくワインも楽しませていただくため、衝動をこらえ、バーではお酒を飲まないことにしましょう。

 

席の用意ができたのか、早くもメインホールに案内されました。

 

部屋の様子はやはり、白を基調としたモダンな感じです。

壁には本棚などもあり、日常のおしゃれな部屋を表現しているのでしょう。

 

ジョエルロブションとは対照的です。

 

独立にあたり、やはり同じ路線で勝負するよりも独自性を出そうと試みている気がします。

 

席の感覚が少し詰まっているような感じもします。

 

それを考えると、星は獲りにいっているのでしょうが、まずは三ツ星ではなく、一つか二つ星に照準を選んでいるのかもしれません。

 

まずはシャンパーニュをいただきます。

濃厚な味わいの黒葡萄を主体としたものです。

 

nt color=”#000000″ face=”游明朝”>今日はたくさんの体力を使ったので、やはり折角なのでフルコースに挑戦です。

 

最近は伝統的なフレンチを海外でいただくと、食べ終わるころにはバターの重さにお腹が重くなることが多く、若い時とは体が変わってきたのを感じています。

 

最近の流行りのフレンチは確かにフルコースでいただくとボリュームはありますが、あっさりとした味付けのものも多く、私たち日本人には口に馴染みやすいかと思います。

 

私はあまり、格式のあるレストランで写真を撮るのは恥ずかしい方なのですが、

周囲をみると皆結構写真を撮っています。

 

一杯目からいただいたワインが美味しかったので、覚えておきたいこともあり、

ワインを持ってきてくれたソムリエに確認すると、「もちろん」ということです。

 

それではとワインの写真を撮らしてもらいました。

 

アミューズ。

小さな日本庭園のような石の上に緑と共に飾られた食材。

まさにジャパニーズテイストです。

また、ガラスの蓋を開けると、中からスモークされた煙が広がり、木々の香りが漂います。

 

 

次に前菜、ホタテを頼みました。

 

これまた飾り方が美しいです。スコットランドの草原の中から海を眺めているような気分にさせてくれます。

 

その後はつい食べるのと、仲間たちとの会話に夢中になってしまいました。

 

ちなみに余談ですが、ここのヘッドソムリエがスティーブ・マックイーンに似ていて、映画「大脱走」を思い出してしまいました。

 

デザートもイギリスで作られたものとはとても思えない繊細な味わいの物、日本のデザートを現代の最先端フレンチでアレンジしたような逸品でした。

 

さすがにこの日は早朝から起きていることとニューアークで歩き回ったため、ワインも普段よりも充分に体を和らげてくれました。

ワインペアリングのセンスには脱帽でした。


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