スカボロー英国の町の名は

朝8時前にウィットビーのホテルを出発。

 

街に出ている人は少ないのですが、

何か露天の準備をしています。

骨董市でもあるのでしょうか。  

予約してある電車もあるのてま、見れないのは残念ですが、先を急ぎます。

鉄道駅の横には小さなバスターミナルがあり、ここからスカボロー駅までMAX93というバスで向かいます。

 

地図では海岸線沿いを南に向かうルートです。

 

私の他に3組ほどの旅行者と地元の人が何人か乗っています。

 

途中、牧草地帯に小さな停留所があり、乗って来る人もいます。

 

「大きな二階建てバスもこれでは赤字だろうなぁ。」などと想像しながらも地元の人にとっては大切な足なのでしょう。

 

車が無ければ、とても町までは行けないような所にも人が住んでいます。

 

丁度、緯度も同じくらいですし、景色なども北海道に似ています。

 

走っていると丘を越えたところで、次のバス停の名前がロビンフッズ・ベイ(ロビンフッド湾)という名のついた所でした。

 

昨夜飲んだビールがこの地の名がついており、この辺りで作られているそうです。

 

1時間ほどでバスはスカボローに到着。

 

昔、友人が住んでいたオーストラリアの町がスカボローでした。

 

西海岸のパースの郊外にあり、一緒に海岸線を自転車で走ったのが懐かしいです。

 

きっと、このヨークシャー地方のスカボロー出身の人たちが町の名を付けたのでしょう。

 

オーストラリアやアメリカを旅していると、イギリスの地名から付けられたと思われる町に出会うことがあります。

 

ここスカボローも同じように海沿いの町であり、新天地で郷土を懐かしんだ当時の人々の思いを感じます。

 

次に行くヨークはもちろんニューヨークの名の起源になった街でしょう。

 

スカボローからリバプール行きの列車に乗り換えます。

 

この列車は東海岸のスカボローから西海岸のリバプールまで約3時間かけて横断する鉄道です。

 

車窓の風景は19世紀の風景画のようです。

 

なだらかな丘が続き、牧草地と森の中に小川が流れています。

 

何百年も変わっていないものなのでしょう。

 

この後は高校生の時に姉と訪れたヨークに立ち寄り、その後ロンドンまで帰ります。


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