古都トレド2

先程ぐるりと一周している間に路地の奥に気になる看板と店構えがありました。
そこで、少し歩いて戻ることに。
二つあった看板の手前はピンとこなかったのですが、奥は何だか古くから続く歴史ある雰囲気。
ここに入ってみることにしましょう。
中に入ると、ガラスケースの中に様々なお肉が並んでいます。
中二階に通されると、どこかで見覚えがあるような部屋に感じます。
天井の作り壁に飾られた様々なものや剥製。
そう、私が育った家の居間のようです。
注文を取りに来てくれたのは背丈よりもウエストの方が間違いなく大きそうなオジさん。
セルベッサ(ビール)を頼むと、青い色のオリーブを出してくれました。
これがまた美味しい!
種を置いておくお皿を間違えるとすぐに笑顔で替えてくれました。
次に前菜に冷静トマトとキュウリのスープ!
遥かに自分で作るよりも美味しいです。
トマトとキュウリの味自体が日本とは違います。
そしてアスパラガスの炭火焼!
茹でるのもいいですが、炭の香ばしい香りが漂い、その上ジューシーさも失われることなく素晴らしい。
塩自体も美味しく、ズッキーニもまた美味い!
ジビエ。肉が柔らかかったですが、前菜に軍配!
この日レストランも当たりでした!
古くから残るレストラン、いつまでも続いていってほしいものです。
その後、街を散策し、トレドの街を解説してくれるという列車のような観光バスに乗車。
イヤホンで日本語の解説も聞けます。
イヤホンが壊れていたのか片方しか聴こえず、参りましたが、韓国からのツアー客達と一緒に乗車し、街並みを楽しみました。
途中下車し、街を外から眺めると思い出しました。
先程小道を歩いている時にも感じていたのですが、ここはエルサレムに似ている。
乾燥した気候の中、石造りの建物が続き、一方は城壁に、こちらは川と城壁に囲まれながらも、周りからは隔絶されたような古い街並み。
何百年も続く街並みは遠く離れたエルサレムと通じるものがありました。
テレビの映像から想像していたよりも街自体が中世のまま残っていると感じました。
トレドの旧市街から外を眺めると、川沿いに豊かな緑が広がっています。
その後、エルゴレクが飾られている他の教会なども訪れ、トレドを後にしました。
帰り早めに駅に向かったのですが、時間に余裕を持って到着していて良かったです。
トレドの小さな駅にも関わらず、出発の30分前になると、長い列ができています。
これは到着時とは異なるホームへと入るための列です。
その先ではエックス線による荷物検査をしているようです。
そういえば2004年にマドリードで191人が亡くなった大きなテロ事件がありました。
そのため、こうしてマドリード駅のみならず、トレドでも厳しい検査をするのでしょう。
翌朝早朝にロンドンに立たなければならないにもかかわらず、もし、出発ギリギリに駅に来ていたら、間違いなく乗り損ねていました。
無事、列車は出発し、マドリードに到着。
夜は簡単なタパスとビールで済ませる事に。
プエタ・デル・ソル広場の周辺にはタパスを出すお店がたくさん集まっています。
その中でも一皿の量が少なそうな店を選び入りました。
このシシトウ、ビールによく合います。
流石、新大陸から唐辛子を持ち帰った国!
翌日、6時には宿を出てロンドンに向かいます!

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