パリでの買い付けを終えるといつもクルニアンクールの大きな通り沿いにあるレストランで食事をするのが習慣になっています。
途中で寄ってここで美味しい料理にワインを合わせてしまうと、
後から買いが甘くなってしまいます。
そのため仕入れを終えてから飲むようには心掛けています。
20代前半の時にアフリカや東南アジアを回っている際にはつい出されたビールや現地の強い酒を飲んで予算以上に買い過ぎてしまったことが多々ありました。
言い方をかえれば、「買い」が雑になっていたということでしょうか。
その時買った不良在庫を処分するのには随分と苦労しました。
さて、今日も馴染みのレストランで
まずはスープを頂きます。
ポテトのスープにオリーブオイルと揚げたパン、バジル、そしてブルーチーズ!が合わしてありました。
ブルーチーズを入れるという絶妙なアイディア、今度自分でも試してみたいです。
家族の反応が気になるところですが。
前回は時間がなく北駅近くのレストランに入り失敗しましたが、いつも行くここではハズレが少ないです。
勧めてもらった赤のボーヌのグラスも美味しく。こうした少しリッチな気分になれる美味しいワインをグラスで安く飲めるのもフランスでは嬉しいことです。
先日牧草を食べて育った牛の肉は穀物中心で育てられた牛の肉よりも健康に良く、フランスではよく食されているとテレビで見ました。
それもありステーキを注文。
しかし、和牛と比べると何とも干し肉のような乾燥したもの、ソースが掛かっていればまた違った印象だったのでしょうが。
ステーキはこのレストランでは微妙でした。
却って合わせてあったフレンチフライはなぜか美味しく、あまりフライドポテトは食べない私も箸いやホークが進みました。
お芋自体だけでなく揚げ物に使っているオリーブオイルがいいのでしょうか。
最期に飲んだサンテステフもグラスでいただけ有難かったです。
このレストランは5時半頃にはもう店じまいです。
場所柄近くの人が食べに来るというよりも、周囲にあるショップのオーナーたちと買いに来た観光客が利用しているということでしょう。
ランチとカフェを中心にして運営しているということです。
いつも2時頃にはクリニヤンクールを後にしていたので、夜も営業していると思っていました。
パリの中心部に戻り、お土産のお菓子を少し買った後、空港へ向かいました。
スペインの格安航空会社イベリアエクスプレスでパリからマドリッドに向かったターミナルでは、キヨスクのような小さなお店があっただけで他には売店やショップ、気の利いたレストランなどはなく驚いたのを思い出されました。
帰りはアップグレードすることなく通常の席だったので、ラウンジには入れません。
待ち時間を持て余すかとも思ったのですが、早めに空港に向かうことにしました。