ウィットビー到着

霧が立ち込める中、電車はウィットビー駅に到着。
この日は蒸気汽関車が駅に停車していました。


ちょうど12時を過ぎていたのでお昼を取ることにしましょう。

地図で見ていた限り、ウィトビーの街はそれほど大きくもなさそうです。
それでもせっかく来たのだからどこかおいしいレストランに行きたいと考えていました。

ですが霧が立ち込め一体どこにおいしいレストランがあるかわかりません。

ガイドブックに書いてあったレストランは駅のすぐ近くにありましたがあまり人が入っていないので今回はやめときましょう。
すると海の方を眺めると帆船が繋留されています。 
近づき内にある看板を見ると入場料がかかるようです。
ですが船内にあるレストランで食事をすると無料で船の中を見学できると書いてあります。
どうやらこの船はキャプテンクックのエンデバー号のレプリカのようです。
子供の頃に遊園地で見たバイキングを巨大にしたようなイメージです。
中に入ると、船内の下の階はパブのようになっています。
ここで早速地元のビールとフィッシュアンドチップスを注文します。
感じの良いファンキーなお姉さんが勧めてくれたビターを飲み料理が運ばれてくるのを待ちます。

この船の中で作ってる割には意外にも美味しく、その上、電源コンセントがあったので、
携帯電話を充電していいか?
尋ねるとウィンクをしてオーケーと言ってくれました。

こうした船底で長い航海に多くの船乗りたちが変え新しい海路や島を発見したのでしょう。
食事が終わり階段を上ると上は博物館のようになっていました。
さらに上ると船上に出ることができます。
箱根の芦ノ湖でみる海賊船みたいです。
このような帆船で大海に出て1年、2年と旅する船員たちは本当に大変だなと改めて思いました。
エンデバー号を後にし、まずは骨董屋を探します。

事前に調べといたショップが三軒ほどあり、地図を見ながら向かいます。

今までの経験からいうと、観光地では平均して値段が高い、いわゆる観光地価格と言うものがついている気がします。

それでも何かないかと探してしまうのがアンティークディーラーの性でしょうか。

結局、歩き回り途中、みつけた店も含め5軒のアンティークショップやアンティークモールに行ったのですがめぼしいお宝には出会いませんでした。

ただ昔からのジェットの産地ウィットビーということもあり、アンティークのジェットは結構目にしました。
1つだけ安いジェットのネックレスがあったのですが、左右非対称で玉が揃っていないので無理して買うのはぐっと堪えました。
どの店もいわゆるセカンドショップといった感じです。
ただイギリス中から訪れる観光客でどの店も賑わっていました。

イギリス人は本当にアンティークが好きですね。
アンティーク買い付けるのは諦め、ホテルに荷物を置きに行くことにしましょう。

橋を渡りホテルに向かうと港沿いにいくつかホテルが並んでいるのが見えました。
部屋の窓からウィットビーの海を眺められたら素敵だなぁと思い自分が予約したホテルを探します。
Google マップも使ったのですがなかなかホテルの場所が分かりません。
町の人に聞いてやっとわかったのですが細い道路の先にある小さなホテルでした。
その上、私が到着したときには誰もホテルのスタッフがいないようです。

中を覗いても人が居る気配がありません。
わずか数%になった電池の携帯電話で、オフィスの入り口に貼ってあった電話番号に電話します。
しかし通じません。
これは困った。

仕方なくもう少し背中に背負った荷物と共に旅を続けることにしましょう。
大きな荷物がなくて良かったです。
2番目の目的地ジェットの博物館に行くことにしました。

この街には2つのジェットミュージアムがあります。

ちょうどホテルのすぐ近くにあり、1つ目はカフェと併用されています。

ここには様々なタイプの19世紀に作られたジェットのアクセサリーが展示されています。

また古代から続くジェットの歴史を紐解いてくれています。

以前日本で本で読んだジェットの説明はこの博物館のボードに記されていることの和訳だということがわかりました。
次に向かったジェットの博物館は19世紀のジェットの加工場の姿をそのまま展示しております。
ジェットの粉で真っ赤になっていました。

ジェットはそのものは黒いのですが、濡れた布等で磨くと赤くなることがあります。

そのためこの工房でもジェットの粉塵が溜まり赤くなっていたのでしょう。
このまま街を散策しましょう。


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