手術を終え、本日6月1日より帝国ホテルプラザ再開です。

長かったお休みを経て、本日6月1日より私が店を構える帝国ホテルプラザも再開となりました。当面の間は1時間短い11時から18時までの営業となりますが、ほぼ毎日私石井がお店に来ております。

今週は水曜日、病院に行かなてはならないのでお休みさせていただきます。

病院といっても大病ではなく、消毒に行くだけです。

私はここ数年、ずっと腰に何かしこりの様なものがあり、気になっていました。去年、温泉に友人といったときには「それ癌だよ、いっちゃんもいるし、死んだらやばいから病院に行った方がいいよ。」と言われ、冬に病院に行ったときに診てもらいました。

すると、「それ粉瘤だよ、心配ないよ」といわれホッとしたのでした。

しかし、詰まった油を出してみようかとその塊をぎゅっと指で絞って見ました。腰の裏側なので、あまり気付かなかったですが、何だか痛いです。そこで鏡でみてみると、粉瘤が直径6センチの赤い火山のように膨れ上がり巨大化しています。

少し触れるだけで激痛が走り、先日の馴染みのお医者さんに行ってみました。

すると「大丈夫、これぐらいじゃあ、まだ切れないなぁ」と、「抗生物質出しておくから飲んでおいて」

といわれ帰宅することに。

しかし、薬を飲んでも腫れは引かず、ますます膨らんできます。その上、色が赤から紫に変色してきました。

だけれども、お医者さんはこのぐらい大丈夫と話していたし、きっと自分が痛がりなのに違いないと言い聞かせ、我慢していました。

けれど、とうとう、寝れないほどの痛さになってきました。

娘にみせると「パパ、それやばいよ。絶対もう一回行った方がいいよ」

と病院に行くことを勧められ、お店も休業中ということもあり、もう一度行ってみることに。

 
お医者さんと看護婦さんに診てもらうと、

「この前診たじゃん、大丈夫だよ。んんん、まだ、切れないかなぁ」との応えが返ってきました。

「痛がりなのかもしれませんが、けっこう痛いです。」と伝えると、

「じゃあ、外科を紹介してあげるから、行きなさい」

といわれ、足を引きずるように歩いて近くの外科病院に向かいました。

 
受付を済ませ、看護婦さんにみせると、

「ずいぶん大きくなってしまいましたね。うちでもそこまで行くと切れるか分かりませんが、先生に聞いてみます」と言われてしました。

額から汗が流れます。

順番が回ってきて、先生に診てもらうと、

「よくここまで我慢していましたね。すぐ切りましょう。ほっておくと爆発しますよ」

そのままその日、手術することになりました。

着替えを済ませ、手術台に寝かされ、腰のあたりにできた腫物を出して待っています。

「麻酔してくれるんですかね?」

と看護婦さんに聞くと

「大丈夫ですよ。麻酔の針を刺すときに少し痛いかもしれませんが、後は痛くないですよ。」

そう聞き少しホッとしました。

手術が始まり、麻酔の針をデキ物の辺りに刺されます。

「痛い…」歯を食いしばります。

その後、切開され、中の袋状のものをチョキチョキと切っていきます。しかし、麻酔をしているにもかかわらず、ものすごく痛いです。あまりの痛さに体に力が入ってしまいます。

途中、電気を使った切断道具でも切っていくのですが、痛くて足が上がりそうになります。奥歯を噛みしめる様に踏ん張ります。踏ん張るあまり、マスクも汗とつばで湿ってきました。

その上5分くらいで終わるかと予想していたのですが、なかなか終わりません。よっぽど大きかったのか。やはり自分は痛みに弱いのだと朦朧となりながら考えています。

娘を産んでくれた時はきっともっと痛かっただろうなどと敬意と感謝の気持ちを感じ、僕は絶対に無理だぁ~。もし癌などになっても、切るのは痛すぎるから手術はしたなくないなどと、変なことが頭に浮かびながら、30分以上耐えていた気がします。

「痛いですか?」

と聞かれる度に

「大丈夫です~ううう」

と応えていたのですが、

「麻酔足すからね」

といってもらうのですが、打たれているのは解るのですが、

痛みは続きます。最期、糸で縫われていく度に一針一針が涙を誘います。

「もう終わりですよ。」

と言われたとき、入っていた体の力が抜けました。正直人生で一番痛かったです。手術が終わり、少し呆然としていると、看護婦さんに

「お酒よく飲みますか?」「お酒に強い人って麻酔効きにくいんですよ」と、

「人の数倍は飲みます。」と応えました。

その言葉を聞いて、もう二度とお酒を飲めないのがいいのか、

バーでウィスキーやカクテルを飲んだり、レスランでワインを合わし楽しむこと、暑い日にビールを一気に飲み干すこと、それらを失っても痛くない方が良いのだろうか。もし人生でああした時を楽しんでこなくても麻酔が効く痛くない人間に生まれてこれたら、どっちを選択していただろう。

手術を終えた直後にはお酒よりも痛くない方がと一瞬思いましたが、もう痛みが無くなった今ではやはり友人や仲間と飲める方がいいかとあの時の痛さをすっかり忘れて考えてしまいます。

手術を終えて数日後、傷口をみると巨大な穴が腰に空いていました。まさにクレーター、陥没しているような感じでした。

その消毒に水曜日に行くので6月3日はお休みさせていただきます。

今までお医者さんに行く時間もほとんどなかったので、この自粛期間に腫れがひどくなって良かったです。もし出張中にでもなっていたらと思うとぞっとしました。

「自粛期間に何をした?」

そう尋ねられたら、

「粉瘤を取った」

そんな答えでは寂しすぎるので、

「ホームページを作り変えました!」

そしてユーチューブを始めました。それによりホームページ上から各商品の詳細を動画でご覧いただける様に致しました。

是非、ホームページもご覧になってください。

また、帝国ホテルプラザでも皆様のご来店をお待ちしております!

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