高尾山 1

先週の日曜日、全国的にも天気に恵まれました。

各地で運動会なども開かれたことかと思います。

 

私は娘を連れ、友人と共に東京の八王子にある高尾山に登り行きました。

最近は二人でどこか出かけようとすると、

「えー、なんで、友達と行くほうが楽しいよ。」

と断られてしまうことも多くなりました。

そうした中、旧友にも会いたかったこともあり、彼の娘さんと一緒に登山することになったのです。

 

大学時代、探検部であった私は、頻繁に山登りや洞窟探索、沢登り、ラフティングなどに出かけていました。

 

あれだけ頻繁に行っていた私も、今では自然からは全く遠ざかった生活を送っており、運動といえば、駅まで自転車に乗ることくらいです。

 

そんななまった体には高尾山くらいが丁度いいのではと友人との話し合いで決まりました。

 

二日酔いの中、電車に揺られ京王線の高尾山駅に向かいます。

 

次第に周囲の景色は住宅街から山に囲まれた景色へと変化していきます。

 

電車の中には本格的な山登りのかっこをした人などもおり、近くづいてきたのを感じられます。

 

やがて、終点高尾山駅に到着。

 

階段をおり、駅の改札に行くと、たくさんの人が溢れています。

 

改札で待ち合わせをしていたのですが、溢れる人でどこに友人にいるか全くわかりません。

 

メールで連絡を取り合っても見つけられず、電話で話してやっと発見。

 

登山ブームとは耳にしていましたが、まさかの人の多さに驚きました。

 

とりあえず、無事合流ができ、それでは出発です。

 

お祭り時の人の流れに乗るように、まずは登山入り口に向け、参道を歩きます。

友人お勧めの蕎麦屋があり、下山後にそこで食事をする予定を立てます。

 

友人は沿線の近くで育ったため、高尾山は子供のころから何度も登っています。

そのため非常に詳しく、まるで専属ガイドのようです。

 

高尾山というと幅の広い道を大勢で登っていくのかと想像していましたが、

意外にもたくさんの登山ルートがあるようです。

 

入り口にある大きな地図の看板を見ながら、まずは渓流沿いの道を進むことにしましょう。

 

横を歩いていると、小川から涼やかな空気が昇ってきます。

 

左側の斜面には様々な野生の植物が生え、所々にその解説もあります。

そこには自然と観光の融合を感じます。

 

しばらく歩くと、右側に滝が見えてきました。

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子供たちが滝を見たいというので、脇道に入り、滝に近づくとちょうどこれから滝修行を行う方がいました。

 

横にある神社にお参りをし、滝修行の始まりを少しの間見ていました。

 

その後、元来た道に戻るか、そこから急な階段を登っていくルート1という道に行くか、子供達に尋ねると、その急な階段をのぼっていきたいということです。

 

それではと新たなルートをみんなで登っていきます。

 

しばらく行くと、大きな木々に囲まれた自然豊かな小道へと変わり、木々から放出された澄んだ空気が満ちてきました。

 

様々な植生に富んだ木々は、普段目にする都会の人工的な木々とは違います。

 

この風景どこかで見たことあるような。

 

そう、数年前に娘と行ったネパールのヒマラヤでのトレッキングの景色と似ています。

 

あの時はまだ小さかった娘も今では家族の中でも私に次いで大きくなりました。

そんな娘を遅い私が跡を追っていくことに。

しんがりと言えば聞こえはいいですが、ただの四番手です。

 

友人とは家族や仕事の話など近況を語り合いながら、ゆっくりと足を進めていきます。

 

最近カメラを買ってもらった友人の娘さんは、撮影がマイブームで、途中珍しい景色や木々があると何度も撮影していました。

 


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