グレイスアンティークマーケットの今後は…

世界各地の大都市にはアンティークモールが以前はどこにでもありました。
しかし近年大都市の土地の価格の向上と、アンティークの枯渇もあり、次第にかつて栄えたアンティークモールも姿を消していっています。
ここロンドンに最後まで残っていた、また最も栄えたアンティークモールであるアンティークグレイスマーケットにも変革が訪れようとしています。
地下鉄ボンドストリート駅のすぐ目の前に聳える古風な館。
いかにも古くから続くアンティークショップといった佇まいです。
しかし、すぐ目の前にヒースロー空港から伸びる新たな鉄道の駅が後数年で完成しようとしています。
そのため、再開発が進むこの地区。
今回も近くにあった大使館の巨大な建物が無くなっていました。
また近く、要塞のように聳えるアメリカ大使館も移動するそうです。
ロンドン中心部にありながら広大な敷地を持つアメリカ大使館が移ってしまうとは驚きです。
噂では地下の高騰もあり、売却し、他の場所に移るとの事です。
そうした中、グレイスと共に兄弟のように並んでいるグレイスミュウが来年五月をもって閉鎖されることになりました。
ここにはもう遥か昔前から訪れ、多くのディーラーに世話になりました。
家族ぐるみの付き合いのディーラーも何人もいました。
ニューヨークで息子さんの結婚式に呼ばれた事や日本に家族で来た際に一緒に旅して回ったディーラー。
ロンドンで良く家に呼ばれ、手料理もたくさんご馳走になりました。
良き思い出です。
諸行無常。
また、グレイスも今後大規模な改装が入り、バーリントンアーケードのような高級感のある各ショップがより独立した店舗のような形式に移行させ、家賃も大幅に上がるとのことです。
まずはまだ無くならならない意向のようですが、今後ディーラーも多く変わる事でしょう。
このグレイスのビルはもともとウェスミンスター公の所有する建物です。
メイフェアを中心とするこの辺り一帯の広大な敷地を所有しており、英国貴族で最も裕福と言われています。
それをさらに数十年単位で使用権を貸し付けています。
そのウェスミンスターから借りているオーナーがさらに各ディーラーたちに貸しているという形です。
そのため、ディーラーたちの話では歴史的にも価値ある建物であり、文化的面から見ても、グレイスが完全になくなることはないだろうという事です。
東京もオリンピックを控え、様々な事が変わろうとしています。
世界的に見て、アンティークも大きな曲がり角に来ているのでしょう。
私も時代の変革の中、新たな仕入先の開拓を続けていかなければならないでしょう。
まだまだ旅は続きます。
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