今頃、日本は蒸し暑いことかと思います。
娘も今日は友達と地元のお祭りに繰り出し、
「暑かったー」と口にしていました。
そんな日本とは対照的に、ロンドンの今日は19度。
気温差にやられ、私は風邪をひいてしまい、仕入れをしているとき以外
は、電池が切れたようにホテルの部屋でダウンしています。
(ユーストン駅からバーミンガムに向かいます。)
木曜日に久しぶりに訪れたバーミンガムNECで開催されたフェアも、ジュエリー業者は特に出店数も減り、一軒一軒丹念に見ていきましたが、獲物の取れなかった猟師のように肩を落としてロンドンに帰る結果となりました。
それでも友人の和骨董屋さんや工芸品屋さんは大漁旗を掲げて早々に帰っていったので、刃口を変えればまだまだ価値のあるフェアです。
(バーミンガム開場前の期待感に満ちた様子)
(ロンドンへ向かう電車の車窓、ターナーの絵画のような空が広がります。)
気を取り直し、ロンドンのユースと駅に到着後、すぐに市内のアンティークショップへ向かいます。
体力が落ちていることもあり、なんとか時間は間に合ったものの、やはり風邪で判断力もかけているので、この日は無理して買うのは止すことに。
近くのスーパーでフルーツとサンドウィッチを購入し、フラフラしながら、ホテルに戻りました。
翌日まだまだ本調子ではありませんが、レッドブルや薬を口に放り込み、アドレナリンを高め、アンティークショップ巡りに出発。
少し遅めで朝7時からハンティングに出かけ、昨日のリベンジにかかります。
のどが痛くなると、すぐにのど飴を投入。
いったい、いくつ舐めているのでしょうか。
7月のこの時期ということもあり、日本人ディーラーは少なく、バッティングすることもないので、焦ることなく見ていけます。
午後2時を回ったくらいで、ゼンマイが切れた時計のように私の体も動かく無くなってきました。
そのため、前回ディーラーに連れて行ってもらった日本食屋さんにて昼食がてらに休憩です。
風邪で体力が落ちた時にはやはり米です。
私はかつてオーストラリアを自転車で4000キロ旅したことがありました。
その時、テント暮らしの中で、米を朝夕炊いて、栄養を採っていました。
それは現地で出会ったトライアスロンをしている日本人に、
「日本人の体には米が合っているんだよ。パンでは体力がもたないよ」
とアドバイスされたからです。
実際にはどうだかわかりませんが、長年かけて先祖より受け継いできた体は米や魚から効率良く栄養を吸収するのでしょう。
この日も焼き魚定食を注文し、栄養補給。
充電を完了し、再び、ハンティングを続行です。
久々に会うディーラーや馴染みのディーラーたちとアンティークや互いの家族のことなどを語り合いながら、良品たちを入手していきました。
その中で、ロンドンの中心にあるグレイスマーケットの今後の話が出てきました。
大きな変革を迎えていくことになるようです。
詳しいことは次回のブログで書こうかと思います。
暑い夏も困りますが、肌寒いロンドンの夏も物足りません。
早く体力回復しなければと思います。
皆さんも夏風邪にはご用心をしてくださいね。