まずは、ホテルで朝食。
前日の日曜日と異なり、月曜日の朝のこの日は、レストランもカフェや朝食をとる人々でほぼ満席です。
宿泊客以外の近くに仕事に行く人々なのでしょうか。
次々に人が入って来ては、コーヒーを飲みながら、新聞や書類、タブレット、パソコンなどを見ています。
ところで、このホテルの朝食シンプルですが、美味しく、バターにはボルディエが使われています。
紅茶も身体に沁み渡る味があります。
もちろんクロワッサンもロンドンのホテルの物とは全く違います。
言われたのですが、
フランスにいると食事の話題が一層増えてしまいますね。
朝食を済ませた後は散歩に出発です。
んーー寒い。
携帯でパリの記憶を見ると、2度。
襟巻きを部屋に置きわすれたので、冷気が首筋に入り込みます。
途中フォグラ専門店の看板が目に入ります。
今年はフォグラも価格が上昇しているとニュースになっていましたが、ガラスケースにはたくさんのフォグラが並んでいます。
クリスマスに向け、今が稼ぎどきなのでしょう。
途中立ち寄った裁縫用品店。
年季の入った店づくりは、木の優しさに溢れていて、どこか懐かしい感じです。
地下鉄のオペラで下車。
地上にでると
オペラ座の荘厳な建物が目に入ります。
オペラ広場から左右に超高級ブティックや宝飾店が並ぶ平和通りを進むと、ヴァンドーム広場に着きます。
1702年にルイ14世の栄光を称えるために敷設されたことにより始まるヴァンドーム広場。
グランサンクと呼ばれる最高級の宝飾店も集まる歴史と格式のある世界最高峰の宝飾店街です。
ちなみにグランサンクとは、メレリオ・ディ・メレー、ショーメ、ブシュロン、ヴァンクリフト&アーペル、モーブッサンのことを指します。
ジュエリーを扱う身として、こうした最高の宝飾品を目にすることは身になり、また、心沸き立つものがあります。
ハロッズでもいつも思うのですが、そうした世界トップジュエラーに並んで、ミキモトが店を出している事は、同じ日本人として勇気づけられます。
ヴァンドーム広場から少し歩き、路地に入るとチョコレート屋さんのピエールマルコリーニがありました。
ガラスケースの側面がチョコレートのようになった可愛い内装です。
ホテルまで地下鉄で四駅ほどですが、グーグルマップで見ると、1.6キロ程。
遅めの昼ご飯をとるためのレストランを探しながら、帰ることにしましょう。
途中ベトナム料理屋があったので、入って見ることに。
西アフリカを旅していた時には何度もベトナム料理には助けられたことが思い出されます。
ベトナムはかつてフランスの植民地であったので、フランスを始めフランス語圏の国にベトナム戦争の際に多くの人が移住しています。
そのため、アフリカの現地の食事やバターソースに疲れた胃を休める際に救いになります。
ひょっこり入ってみましたが、かなり美味しく、またも当たりでした。
その後、ホテルから荷物を運び出し、地下鉄で北駅に向かいます。
20年以上前の若かりし頃にはわずかな地下鉄代の節約と体力作りのため、重いザックを背負って同じストラスブールサンドニから北駅に歩いた頃が思い出されます。
北駅周辺は車が渋滞し、タクシーで向かうと却ってかなり時間がかかってしまいます。
そのため、今回のように手で運べるくらいの荷物で、乗り換えなどがない場合は、地下鉄が便利です。
昔と変わりパリのあの汚かった地下鉄も随分と綺麗になりました。
また、今もいますがスリなどに注意さえすれば早くて便利です。
北駅に時間に余裕を持って到着。
ユーロスターのチェックインをするため、二階に上がり、外を見ると、駅前はやはりタクシーを始め多くの車で大渋滞していました。
翌朝は、早朝からケンプトンパークでのアンティークフェア。
ユーロスターに乗り込み、荷物棚にスーツケースを置いているので、出発までは、荷物が無くならないか視界に入れておきます。
やがて、電車は動き出すと、体を休めようと目を閉じているといつの間にかに、眠りについていました。
さぁ、再びロンドンでの仕入れ、気分を高め直し、頑張ります。