ケンプトンパーク

翌朝5時過ぎ、ウーバーでケンプトンパークまでのタクシーを探すと、早朝にもかかわらず、2、3分で車がやってきました。
空港まで向かう人などもいるので、市内中心部にはこんな時間にもウーバーの運転手も活動しているようです。
ウーバーで見つからなければ、ブラックキャブで向かおうかと思ったので、随分と安くなったので助かります。
ですが、最近日本の新聞にも出ていたようにEUはウーバーに対してタクシー業界と同様の法規制を掛けることになりました。
英国ではすでにウーバーへの法規制が決まり、現在上告中で、実際に規制されるまでには、半年から2年ほどかかると書いてありました。
ウーバーは長距離移動には安く、キャブのように予約も必要なく、キャブはよく遅れてきますが、そうした心配もいりません。
そのためウーバーが使えなくなりそうなのは、非常に残念です。
けれど、ブラックキャブなど正式なタクシー免許を取得している業界とは競争が不平等なので致し方もない気もします。
ウーバーのマップがナビになっているため、かつてのキャブのように迷うこともなく、無事、時間前に到着。
車から降りると、流石に12月のケンプトンパーク。
かなり冷え込んでいます。
地面から足を通して寒さが伝わってくるようです。
まだ、真っ暗な中、開場を待ちます。
さぁ、6時30分スタートです。
時間配分を考え、いつもの初出し屋のところに向かいます。
集中力を高め、物を判別して行きます。
きっと、この時が子供の頃の受験の時と同じくらいのアドレナリンを珍しく噴出させていることかと思います。
一棟目での大凡の仕入れを終え、次の建物に移ろうとすると、遠くの空から日が昇り始め、薄明るくなってきました。
そんな中、売る方も買う方も真剣に商談しています。
アンティークには東西問わず、人を惹きつける何かがそこにはあるのでしょう。
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ポートベロで買えなかったのもあり、その分ポンドが残っています。
そのため、今回はいつもより時間をかけて回りました。
気づくと空はすっかり明るくなり、青空が雲の隙間から見え、清々しい空気に満ちていました。

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良き仕入れができ、これからロンドン市内に戻り、店回りをしましょう。
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帰りはのんびり電車に揺られて行きます。

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