ばたばたと出発、ロンドンに来ました!

22日までの池袋西武の骨董市も終わりました。

日曜日を除き、毎日9時までの営業なので、この期間はぐったりです。

それでも毎朝5時になると、自然に目が覚めてしまう。

習慣とは恐ろしいものです。

23日の朝。

朝ご飯を作り終え、テーブルに並べておきます。

なかなかシャワーから出てこない、娘に声をかけ、玄関から外へ出ます。

昨夜の雨は止んでいましたが、地面はまだ湿っています。先ほどまで雨が降っていたのでしょうか。

この日から、ロンドンに向かわなければならないので、今回西武へ持っていった荷物を倉庫で整理しておきます。

急いで40分ほどで荷物を分けます。

帝国ホテルプラザの当店へ持っていく荷物と、3月の阪急フランス展に送る荷物、倉庫にしまっておく什器。

1月に比べると、少し寒さも和らいでいることもあり、体は動き、何とか時間通りに終えました。

 

しかし、始めた時には降っていなかった雨が降り出し始めてきました。

作業を終え、ゴミ置き場にゴミを出して帰ってきたときには、着ていたダウンは雨粒で完全に覆われています。

玄関を開け、「おーい、いっちゃん、間に合うのか」

「はい、はい、はい、はい、はいーーー、ぎりぎりー」

と返しながら階段を駆け下りてくる娘。

「今日、雨だよ。」

「えーーー」

「送って行ってあげるよ」

「ありがとう~~~」

そんなことで、出発のこの朝も駅まで送っていくことに。

 

車の中で、「今日からパパはロンドンだからね。」

「あ、そうだっけ、だから送ってくれたの」

「いやいや、いつもパパがいる時は雨なら送って行ってあげてるでしょ」

「あ、そうだね、気を付けていってきてね」

「パパがいない間、バァバァに雨だからって送ってもらうなよ。ちゃんと自分で行くんだよ」

「はい、大丈夫~」

その他、車内で始めたばかりの塾の話などを、自分が中学生の頃を思い出しながら話し、車は駅に到着。

なんだか、少し前のスバルのCMと重なってしまう自分。

「いっちゃん、コートは?」

「大丈夫、寒くないから、いってきまーす。パパもいってらっしゃい」

と逞しい後ろ姿で、駅の階段を上っていく娘をこの日は、車から最後まで見つめました。

 

自宅に戻り、録画してあったダイアモンド博士の「ヒトの秘密」というEテレの番組を鑑賞しながら朝食をとります。

ダイアモンド博士と言えば「銃・病原菌・鉄」でピュリッツァー賞を受賞した進化生物学者で、数年前に日本でもベストセラーになっていました。

毎朝の、娘を送り出し仕事に行くまでのこの時間が憩いのひと時となっています。

さぁ、羽田に向かいましょう。

玄関を再び開け、外に出ると、雪が舞っています。

うわー、コートも着ていかなかったが、あいつは大丈夫だろうか?

そんな心配をしながら、駅に向かいました。

都内のターミナル駅に着き、電車を待つホームから空を見るともう雪は降っていませんでした。

まぁ、子供は元気だから寒さは大丈夫だろうと、人の心配をしていた私ですが、

後ほどロンドンに着くと、自分こそ寒さに弱いことに痛感…。

 

無事、羽田に到着し、馴染みの本屋で文庫を二冊ほど買い込み、搭乗。

機長からのアナウンスでこの日は向かい風が弱いため、到着はいつもよりも一時間ほど早くなるとのこと。

一通り、雑誌などを読み終え、食事と共にワインを4,5杯飲むと、最近の睡眠不足もあり、2時間ほどぐっすりと眠ることができました。

飛行機は先ほどのアナウンスよりもさらに早くヒースロー上空に到着。

けれど、いつも通り混雑しているため、空港の上を30分ほど旋回し、飛行機は滑走路に着陸。

冬時間ということもあり、サマータイム時に比べ、普通でも1時間早いこともあり、風の影響と合わせて、

それでも今まで最も早い時刻にヒースローに到着です。

 

入国審査の長蛇の列を横目に、eパスポートの自動化ゲートで待たされることなく、パスポートコントロールを通過。

荷物を受け取り、申請書類を提出して外に出ました。

ヒースローエクスプレスの到着までしばらく待たされましたが、午後3時15分発の電車で市内へ。

ホームから市内のショップに電話してみます。

「これからヒースローエクスプレスに乗り向かうんだが、まだ、開けておいてくれる?」

金曜日のこの日、翌日が早朝から始まるポートベローのため、多くのショップがいつもよりも早く閉めて帰ってしまうのです。

「まだ、3時じゃない~、待っているわよ」

と回答をもらえ、大きなスーツケースを抱えて急いで向かいます。

結局、4時には到着。

その後、結局3軒も寄ることになり、最後の店を後にした6時頃には時差ボケでふらふらになっていました。

 

よろける様に馴染みのホテルに到着すると、2メートル以上はあるロシア出身のいつものホテルマンが大きな笑顔で迎えてくれました。

彼をみると、往年のプロレススター、大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントを思い出してしまいます。

バスタブ付きの部屋へとアップグレイドしてくれており、一安心。

とりあえず、お風呂に入り体を休め、翌朝のポートベローへと備えましょう。

 

次回は変わりゆくポートベローの話をご紹介したい思います。

 

 


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