出発前日

前日、娘が寮に入ることになりました。

初めは一年寮に入ると話していたのですが、二か月で出てくると考えたとのこと。

 

一年娘が寮に入ることを考え立てていた私の年間スケジュールもいろいろと変更することになりそうです。

 

娘の荷物を車に積み込み、1時間程かけて学校に向かいます。

 

車の中ではなぜかいつもよりも、多くの話をできるのは不思議です。

 

娘がいかに学校が大好きであるか、友人たちの事や尊敬する先生たちの事。

 

すぐ近くにせまったマラソン大会で今年の優勝で三連覇は難しそうなため、

「雨が降ってくれて中止になってくれればいいのに」

とか、

素直に話してくれるその姿が反抗期の今では貴重です。

 

最近は毎朝、おはようの代わりに

うざい、うるさい、きもい、だまれ

で朝の挨拶をされているのですから。

 

私以外には誰にもそうした言葉は使わないので、ガス抜き役として流していますが、少し寂しいのも事実。

 

そんな楽しい時間も過ぎ、車は寮に到着。

 

荷物を降ろし終え、帰ろうとすると、

娘が

「〇〇と○○と、○○を忘れたから、パパ買ってきてくれないかなぁ。」

「20分後に校門に行くから、そこで渡して」

私 「わかった、わかった」

と、忘れ物をして情けないと思いながらも、そそっかしい自分に似ていることや頼られて少しうれしい自分。

親バカです。

 

急いで、近くのダイソーに頼まれたものを買いに行き、戻ったのですが、30分程かかってしまいました。

 

娘の姿は校門にありません。

 

車を近くに止めようとゆっくりと走らせていると、猛スピードで走って来る娘の姿が。

「ありがとう、パパ遅いから一度寮に戻ったんだよ。」

とのこと。

 

あの足の速さでは、何とか今年のマラソン大会でも、ラストスパートで一位になれるのではと思いながら、帰路に着きました。

 

今回は、入寮とその前日に保護者会があったため、出発を二日ほど遅らせました。

 

ロンドンで開催される日曜日のフェアには行けなかったので、その分を取り返すつもりで、タイトなスケジュールで三ヵ国を回ってみる予定です。

 

家に帰ると、つい、「いっちゃん」

と玄関を開けると同時に声をかける習慣。

しかし、娘がいないと静かな家。

 

あのハチャメチャな娘がいないと広い家は、カラーであった空間が白黒になったようです。

 

気分を切り替え、翌朝、羽田空港に向かいました。

 

もう冬も終わろうとしています。

 

今年は東京周辺は大雪が降ることもなく、一緒に雪かきもすることはなかったなぁ。

 

出発前に届いたロンドンの知り合いからのメールには「ラブリーウェザー!」との文字が。

 

今年はロンドンも春の訪れが一足早そうです。

 

 

 

 


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