ロンドンの空とケンプトンパークアンティークフェア

ロンドン到着。

 

冬の澄んだ空気の中、高い空が迎えてくれました。

 

この時期、ロンドンはいつもどんより曇に覆われていることが多いのですが、

今年は気温も例年よりも高く、春が近くに来ているのを感じられます。

 

そういえば、ロンドンの空が青く美しいということをここ最近よく感じるようになりました。

 

26年前、初めてイギリスに来た時には、いつもどんより雲が空を覆い、しとしと雨が降っていました。

 

姉がその頃留学していたため、遊びに来ていたのですが、

「こんな所には空を見ながら、絶対に住めない。鬱になってしまう」

と考えていたのが思い出されます。

(※最近では、アンティークがたくさんあり文化的な点、まじめな国民性、多言語よりは英語の方がましだろう、等の理由で日本以外に住むのならばどの国と問われれば、5本の指に入ると思っていますが)

 

しかし、これも温暖化の影響なのか、雲が始終空を覆っていることも少なくなった気がします。

 

それに以前では夏にエアコンなど必要としなかったのが、今ではとても暑くてやっていられない日もあります。

そのため、かつてはこちらの車にはエアコンが付いていなかったものが多く、もちろん、現在でも地下鉄にもエアコンはありません。

 

この20数年でロンドンの気候は変わってきたのを感じる空です。

 

ヒースローエクスプレスをパディントン駅で降り、通りにでると、ここでも、きれいな空が広がっていました。

 

 

翌朝、ケンプトンパークのアンティークフェアに向かいます。

 

ここももしかすると、閉鎖になり、別のもっと離れた場所の競馬場に移るかもしれないという噂も耳にしました。

 

昔から続く伝統のこうしたフェアがいつまでも続いていってほしいとを願うばかりです。

 

昼間は厚手のコートでは少し汗ばむような温かさでしたが、日の出前のこの時間、さすがに冷え込みます。

 

携帯電話でロンドンの気温をみると、2度。

 

天気は良くとも、まだまだ寒い季節です。

 

足元から寒さが伝わってきた頃、

さぁ、6時30分開門の時間です。

 

いつも通り、初出しのディーラーの所に向かいます。

 

しかし、初日からこうした大きなフェアに来ると、頭がまだ付いていかない。

眼がまだ慣れていない。

というのか、いまいち判断力が遅くなります。

 

いつもよりも、この店で時間を使ってしまいました。

 

その後、珍しい物をもっている人気のディーラーの所目指して移動です。

 

すでに他の多くの買い付けするディーラーたちで賑わっています。

 

焦る気持ちを抑えて、ルーペ片手に慎重に選んでいきます。

 

それでもいつもよりも判断が遅いのを感じます。

 

そうして目ぼしいお店を回った後には、屋内のお店を全て、順番に見ていきます。

 

ここで感じたのはいつも出ているディーラーがかなり来ていないこと。

また、場所が変わっている人も多いこと。

 

そうすると、いつもの回る順番に狂いが出て、余計時間がかかってしまいました。

 

じつは、この日、3時過ぎの飛行機でポルトガルに飛ぶ予約がしてあるのです。

 

そのため、ケンプトンパーク駅を出発する9時11分発の初めの電車に乗ろうと予定していたのが、

どうやら、間に合いそうもありません。

 

仕方なく、次の電車に乗ることに駅に向かいました。

 

けれど、電車は15分程遅れているようです。

 

考えても仕方がありません。

 

久しぶりにお会いした先輩ディーラーさんたちと話しながら、ゆっくりとロンドンに向かったのでした。

その後、電車はさらに遅れ、予定よりも50分遅れでホテルに到着。

 

急いで荷物を詰め、空港にウーバーで向かったのでした。

 

リスボンではどんな出会いが待っているのでしょうか。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Scroll to top